広島市現代美術館で開催中の『シャルロット・ペリアンと日本』展に行ってきました。
現代美術館自体ン年ぶりで、入口にたどり着くまでに遭難するのでは?と
若干の不安を感じつつ、何とか入場を果たしました。
初めて『シャルロット・ペリアン』という名前を耳にしたのは、
(恥ずかしながら)わずか3年前のこと。
IC資格試験のための世界インテリア史の勉強で、名前だけを無理やり頭にたたき込みました。
しかしながら、世界インテリア史に名を残す多くの建築家、インテリア・デザイナーが
男性である中、唯一の女性とも言える彼女の名前は私の記憶の中で生き続けていました。
その彼女の活躍ぶりを知る絶好の機会です。
若くしてその才能を開花させた彼女。
しかしその好奇心・行動力は留まるところを知らず、
戦前の日本へ単身で来日し、日本各地を旅してあらゆる日本文化を吸収して歩き、
自らの作品に投影させていきます。
そして、その姿勢は晩年であっても衰える様子はありません。
展示自体、「半日は時間をとって…」とのHICA役員・Y氏のアドバイス通り、
盛りだくさん内容で、本当に見ごたえがあり、しばらく遠ざかっていたアートの面白さを体感
させてくれるものでした。
と同時に、私は同じ女性としてその生き方に大いに刺激を受け、
元気をもらって会場を後にしました。
この『シャルロット・ペリアンと日本』展は3月11日まで開催中。まだ見ていないという方、
オススメです。(ウニコ ※コラム・「ICの現場」も読んでね!)
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hara (金曜日, 02 3月 2012 08:43)
花粉症発症までに行って来ようかなぁって思ってます。
たかちゃん (金曜日, 02 3月 2012 14:25)
私も周南在住の友人と2月22日に行ってきました。デザインのすばらしさはもちろんですが、彼女のファッションや髪型に興味津津、見とれてしまいました。きっと持てたんだろうな~と邪念を抱きながら。まだ行かれてない方はそのあたりも注目してください!
ウニコ (金曜日, 02 3月 2012 16:52)
確かに彼女はおしゃれで、すてきでしたね。改めてパリのファッションが気になりだし、三越のフランスフェアにも行ってみようか、と思うほどです。
SATO (金曜日, 02 3月 2012 17:06)
初日にいそいそと出かけて参りました。
ペリアンデザインの横ラインが印象的なキャビネット
実は日本の床の間の違い棚からインスピレーションを得ていたのですね。
オープン記念講演で広島大学の千田先生の講演を聞いて
納得! なるほど! 目からウロコ!!
ペリアンがますます身近に 魅力的に感じられる企画でした。
美術館と青空の写真のマッチング好きです。
館内に入る前のわくわく感が伝わりました~~。
KEN (水曜日, 14 3月 2012 22:45)
シャルロットペリアンすごい人ですよね。戦前に日本に来て日本の工芸品に対して様々な指導をして歩いたとのこと。戦前ですよ。戦前。しかも90歳まで生きたんですよね。すごい。